2013年5月9日木曜日

初めてのルーピン栽培実験

こんにちは。
私が今回の研究で使用するルーピンは、
本名は白花ルーピンという名前で,
Lupinus albusという学名です。

日本ではあまり栽培されていませんが、
ヨーロッパやオーストラリアでは一般的に栽培されています。

このルーピンは、
他の植物と比べて特殊な能力を持っています。
それは
『他の植物では利用できない難溶性の土壌リンを吸収できる』
という特殊な能力です。

本研究ではこのルーピンを用いることで
東アフリカの土壌中の難溶性リンを農業に利用できないか、
ということに挑戦をします。

まぁ難しい話はさておき、
ルーピンを栽培してみよう、
ということで、まずは予備実験を行うことにしました。

いきなり東アフリカ(タンザニア)で植えよう!
というわけにもいかないので、
ひとまずは京都の土壌を使用して、
京都大学の温室内で栽培を始めます。

下がルーピンの種の写真です。
微妙に芽が出ているのがわかるでしょうか?



これを下の写真の様に、
特製の透明の植木鉢(根箱と呼んでいますが)に埋めてやります。
透明なのは、ルーピンが大きくなって根が成長したときに、
その成長具合を簡単に見るためです。


と、いうわけで、
今日からしばらく(大体1か月くらい)栽培実験をします。


とはいえ、
ひとまずは上の写真のようにして、温室内で放置です。

ルーピンの生育状態を見ながら、
大体1か月後には、ルーピンの根の周りの土壌(根圏土壌と呼んでいます)の
土壌リンを詳細に分析することにより、
ルーピンが難溶性リンをホンマに吸収しているの?
そしてどれくらい難溶性リンを吸収しているの?
という問いに答えるべく、分析を進めていく予定です。

そして得られた成果(たとえそれが失敗でも)を基に、
次の栽培処理を考えていく予定です。

とても楽しみです。
またルーピンが大きくなってきたら
写真をUPしたいと思います。

ではでは。

2 件のコメント:

  1. 杉原先生
    中原@Japan Prizeです。写真拝見しました。確かに、芽の一部が見えますね。。どういう風に育つのか?また、難溶性のリンを吸収するのか?なんか、自分の事のように楽しみです。情報のアップを楽しみにしています。先生の研究が、東アフリカの人々の生活向上に役に立つような結果になるといいですね。。それが、世界のいろいろな地域に拡がり、人類の平和と繁栄に大きく貢献する事になれば、いいですね。そうすると、日本国際賞の檀上に上がられることも可能かもしれませんね。。頑張ってください。

    個人的には、土壌の改良のプロセス(俗にいうと、庭の土いじり)に最近はまっていますので、また、いろいろ教えて下さい。

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    1. 中原さん、コメントありがとうございました。

      少しでも東アフリカの人々の役に立つ成果がでれば、と考えています。頑張ります。

      庭の土いじり、楽しそうですね。僕に判る範囲にはなりますが、相談にのらせて頂きますので、どうか遠慮なく。
      とはいえ、土壌学者はあまり栽培がうまくない、というのが私の周りの通説でして、これが今から栽培を行う私にとっての頭痛の種なのですが・・・(苦笑)。
      ともあれ精進したいと思います。

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