2013年9月1日日曜日

鳥取・大山の火山灰土壌

皆様

こんにちは。

私が所属している学会である、
ペドロジー学会が主催する勉強会に、
所属研究室の学生たちと一緒に参加してきました。

勉強会では
土壌断面を
どのように観察するのか、
どのように記載するのか、
そもそもこの土壌はどういう風にできたのか?

ということを勉強するため、考えるために
全国の土壌学を専攻する研究室の学生(特に新入生)や先生が集まって、
皆で勉強会をしました。

今回は鳥取県は大山で行われました。



大山はきれいな形をしており、
またその周辺にはきれいな森が残されていて、
車で周辺を移動していてもとてもきれいな景観が広がっていました。

そして勉強会では下のような穴を作成・・・



このように作成した穴を、
我々土壌学の中では『土壌断面』と呼んでいます。

そしてこのような感じで真正面から写真を撮ります。



この土壌断面、とても黒くみえるのは、
けして露出がどうこう、ということではないのは、
上の写真を見てもらえればわかってもらえると思います。

はっきりいって、むちゃくちゃ黒いです。

とくに関西(近畿?)の人には信じられないくらいに。。。

この原因の一つが、
この土壌が出来ている材料(土壌学ではこれを『母材』と呼びます)にあります。

この地点は、昔に大山でおきた噴火に伴う火山噴出物がつもっており
(詳しく言うと大山以外の者も勿論含みますが)
その噴出物が風化生成をうけることでできあがっています。

で、この火山噴出物の特徴として、
アルミニウムを多量に含む、という特徴をもっています。
で、このアルミニウムは有機物とくっついて安定化する、
(アルミニウムと有機物が結合することにより、有機物が分解されにくくなる)
という特徴を持っています。

で、この前のブログですこし述べた気がするのですが、
土の色とは基本的には有機物の量と鉄の状態(酸化的か還元的か)できまり、
有機物が多くなればなるほど土は黒くなります。

で、長くなりましたが、
火山灰を母材とする土壌である大山の土壌断面は
アルミニウムがあることで有機物がたくさん蓄積する特徴を持つために、
『とても黒くなる(ようはこれが言いたいのですが)』
ということです。

で、近畿にはあまり火山がないため
(関東・東北には火山噴出物の影響を受けた地域が広くあります)
関西人にとって、
土とは基本的に茶色なのです。。。

勉強会ではこの黒い土壌断面の前に立ち、
この断面の情報を、
誰が見ても理解できるように、
専門用語で記載します。
この記載を練習するのが今回の勉強会の主な目的の一つでした。

この記載の間には、
多くの学生や先生方が集まるため、
各研究室のカラーのようなものがでていて楽しかったです。

とても勉強になりました。

勿論夜にはお酒も入りながらの親睦会があり、
普段は話す機会の少ない他大学の学生や先生たちと
気兼ねなく話せるため、
色々な話をきけてとても楽しかったです。


明日からは
9月11日~13日に名古屋で開催される
日本土壌肥料学会の年次大会
参加するため、準備します。

本助成を一緒に頂いた、
名古屋大学の渡邉先生のところで
お世話になります。


渡邉先生や
ほかの先生方にお会いできるのが楽しみです。
そのためにも良い発表をしたいと思います。


それでは。



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